*

渋谷凛「プロデューサーも、ご飯くらい誘ってくれれば良いのに」


1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/12/28(土) 19:28:40.64 ID:vJE8+1kh0

「別に、仲良くなりたいわけじゃないけど、もう少し、くだけて接してくれても良いよね」

渋谷凛(15)
渋谷凛(15)

「プライベートじゃ、一度も会ったことないし」

「いや、遊びたいとかじゃなくてね」

「――未央、聞いてる?」

本田未央「しぶりんったら、プロデューサーが大好きなんだからっ!」

本田未央(15)
本田未央(15)

「未央」

未央「ごめんちゃいっ。それで、なんの話だっけ?」

「プロデューサーの、私に対する態度」

未央「なにか悪いっけ?」

「もう長い付き合いだし、もっとくだけても良いと思うの」




2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:29:10.70 ID:vJE8+1kh0

未央「じゃあ、しぶりんがくだけてみたら?」

「私?」

未央「そうそう。この未央ちゃんを見習って、ボディタッチを多めにしてみるとか!」

「ボディタッチ……」




3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:29:40.70 ID:vJE8+1kh0


「プロデューサー」

モバP「ん、凛か。どうした?」

ペタリ

「……えーっと、なんで頬を触るんだ?」

「プロデューサー、温かいね」

ペタペタ

「お、おう」

「……ダメか」

「え」

「それじゃあ、レッスン行ってくるから」

「え、おい――なんだったんだ?」



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:30:09.38 ID:vJE8+1kh0

「見慣れてるかもしれないけど、アイドルが触ってるんだからさ」

「なんていうか、反応がほしいよね。慌てたり、照れたりとか」

「冷静に返されるても、こっちが困るし」

「――卯月、聞いてる?」

卯月「凛ちゃんは、プロデューサーさんが好きなんだね!」

島村卯月(17)
島村卯月(17)

「……好きとか嫌いとか、そういうんじゃないから」

卯月「でも、凛ちゃん、なんだか嬉しそうだよ?」

「これは、プロデューサーに呆れてるだけだから」

卯月「そうなんだ」



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:30:41.88 ID:vJE8+1kh0

「それでさ、プロデューサーと仲良くなる方法、なにかない?」

卯月「やっぱり、凛ちゃんって」

「なにかない?」

卯月「え、そうだね……あ、電話とかどうかな!?」

「電話……」

卯月「うん。お仕事のことじゃなくて、家に帰ってから、ちょっと電話してみるの」

「ふーん、まあ、参考にしようかな」






8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:32:14.94 ID:vJE8+1kh0


「さて、もうそろそろ寝るかな」

プルルル、プルルル

「こんな時間に着信……凛か」

「もしもし」

『もしもし』

「おう、どうした?」

『遅くにごめんね。……えっと』

「ゆっくりでいいぞ」

『うん。その、ハナコの散歩に行ったよ』

「ああ、それで?」

『……それだけ。じゃあ、おやすみ』

「え、おい――切れてる」


6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:31:23.38 ID:vJE8+1kh0

「それでって、散歩に行っただけだよ。他になにもないよ」

「そこはもうちょっと、こう、話を広げてほしいというか」

「いや、私の話題も悪かったけど……」

「――加蓮、聞いてる?」

北条加蓮「うん、凛が悪い」

北条加蓮(16)
北条加蓮(16)

「そこじゃなくて」

加蓮「え、他になにかあった?」



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:33:23.48 ID:vJE8+1kh0

「プロデューサーと仲良くなる方法、なにかない?」

加蓮「急に話題が飛んだような……んー、思いつかないかな」

「そっか。……急ぐことでもないし、私だって、実はそんなに気にしてないし」

加蓮「あ、でも、一つあるかも」

「教えて」

加蓮「今、急ぐことでもないって」

「教えて」

加蓮「分かった、分かったから! 私が風邪をひいたとき、Pさんがお見舞いに来てくれてたの」

「ふーん、家にあげたんだ」

加蓮「そのときに、色々お世話されてさ、距離が縮まったかなーって」

「風邪……」



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:34:38.17 ID:vJE8+1kh0

「ゴホッ、ゴホッ!」

「凛、風邪か」

「ゴホッ、どうだろう……ゴホッ」

「無理するな。今日はレッスンだけだし、家でゆっくりしてこい」

「お見舞い、来てくれる?」

「見舞い? そうだな、あんまり長引くようなら、心配だし」

「どれくらい……ゴホッ、長引けば? ゴホッ!」

「ど、どれくらい……三日くらい?」

「それはちょっと長いかな」

「え」

「お仕事に、穴を開けるわけにはいかないし」

「えっと、凛、大丈夫なのか」

「うん、治っちゃった。レッスン行ってくるね」

「あ、ああ……行ってらっしゃい」



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:35:24.96 ID:vJE8+1kh0

「三日は長いよ。せめて二日とか」

「……すぐに心配してくれたのは、嬉しかったけど」

「なんなら、送ってくれても良かったのに」

「――奈緒、聞いてる?」

神谷奈緒「惚気られても、アタシは感想なんて言えないよ」

神谷奈緒(17)
神谷奈緒(17)

「惚気じゃなくて、私は困ってるだけだよ」

奈緒「いやいや、困ってるようには見えないって」


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:36:40.65 ID:vJE8+1kh0

「いいから、プロデューサー仲良くなる方法、なにかない?」

奈緒「なにがいいんだ、なにが……というか、アタシは別に、Pさんと仲が良いわけじゃないぞっ!」

「なら、一緒に仲良くする方法、考えようよ」

奈緒「べ、別に私は、特別仲良くなりたいなんて! ……いや、でも」

「奈緒?」

奈緒「え、いや、そうだ! わ、忘れ物とかを、届ければ良いんじゃないか!」

「忘れ物」

奈緒「前に、Pさんに傘を届けたんだよ。そしたら、嬉しそうだったから」

「ふーん……傘、か」



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:37:28.29 ID:vJE8+1kh0

「よし、営業回り、おしまいっと」

「良い天気だし、歩いて帰れるなぁ」

「――プロデューサー」

「おお、凛。どうしたんだ、こんなところで?」

「これ、忘れてたから」

「え、なにか忘れたっけか……凛?」

「どうしたの?」

「傘は、今いらないんじゃないか」

「今は晴れでも、降るかもしれないし」

「いやいや、雲一つ見当たらないんだが」

「それじゃあ、渡したからね」

「り、凛! ――俺、なにかしたっけ?」



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:39:40.77 ID:vJE8+1kh0

「これは全面的に私が悪いね」

「傘はいらないよ。晴れてるんだもん」

「最後、強引に渡しただけだし」

「――まゆ、聞いてる?」

佐久間まゆ「Pさん、優しいですねぇ……」

佐久間まゆ(16)
佐久間まゆ(16)

「そうかな? 忘れ物を受け取っただけだよ」

まゆ「うふっ……凛ちゃんったら、今言った言葉を覚えてないのかしらぁ……」


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:40:30.51 ID:vJE8+1kh0

「……それでさ、プロデューサーと仲良くなる方法、なにかない?」

まゆ「ありませんよ」

「そっか。まゆなら分かると思ったんだけど」

まゆ「まゆとPさんが仲良くなる方法ならぁ、幾つもあるんですけど……」

「その中で、私が参考にできそうなのは?」

まゆ「ありませんねぇ……ごめんなさい、凛ちゃん。力になれなくて」

「いいよ、雑談みたいなものだから」

「――まあ、それならそれで、自分なりにやってみようかな」

まゆ「自分なり、ですかぁ……」


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:41:20.84 ID:vJE8+1kh0

「プロデューサー」

「凛か。最近、よく話しかけてくれるな」

「うん、そのことなんだけど」

「なにかあるのか」

「私とプロデューサーって、もう少し、くだけた仲になるべきだと思わない?」

「ふむ、どれくらいに?」

「プライベートで、ちょっと遊ぶくらい」

「……まあ、それくらいなら別に」

「ふーん、そっか」


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:42:07.39 ID:vJE8+1kh0

「あ、もしかして、最近様子がおかしかったのって、仲良くなろうとしてくれたのか!」

「ん、まあ……そうなるかな」

「はっはっは、ごめんな、気を使わせて。今度の休み、飯でも食べに行くか」

「べつに、構わないけど」

「そうか、そうか。楽しみにしてるぞ!」

「……うん。私も」



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2013/12/28(土) 19:43:21.46 ID:vJE8+1kh0

「今度、ご飯に連れて行ってくれるんだって」

「仕事帰りには、何度かあったけど、オフに行くのは、初めてなんだ」

「これなら、最初から自分なりにやった方が、良かったかな?」

「……楽しみ」

「――ハナコ、聞いてる?」

ワンッ




おしまい


元スレ
渋谷凛「プロデューサーも、ご飯くらい誘ってくれれば良いのに」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388226520/

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  • 新年あけましておめでとうございます。 本日1月5日から平常更新再開いたしますので、改めて今年もよろしくお願いします。
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